2023/11/28木工海外活動木工産業支援プロジェクトを継続しています
昨年度に続き、2023年度アジア生協協力基金、連合・愛のカンパの助成を受けて、バゴー市の木工産業支援プロジェクトを継続しています(プロジェクトの詳細はコチラ)。ミャンマー現地では、社会的混乱が依然として続き、コロナ禍前に6〜7%であった経済成長率はマイナス18%に、貧困率は46.3%にも達し、経済へのダメージが極めて深刻なものとなっています。そのような環境下にあっても、木工品生産者の皆さんは何とか生産活動を続けており、日本向けの商品開発にも精力的に取り組んでいます。
本年のプロジェクト前半には、ユーカリやマレーカリンといった植林材が生産者へ提供され、17点の新商品の生産が開始されました。新たに植林材を利用する生産工房も増えています。ミャンマー人講師によるビジネスマネジメント研修も、内容を改良しながら続けることができました。
また、燃料高騰と電力制限が生産活動の障壁となっていることから、8名程度が同時に使用できる共同作業所を開設しました。作業所には、工房を失ったかつての工房主や、自身の工房に揃えられない機械を利用したい生産者が来所し、生産活動を続けています。さらにその下で、若者の雇用も生まれています。今後は、この共同作業所をきっかけとして現地関係者間の連携を強化していく計画です。
11月20日、地域の木工品生産者、協力企業AMC社スタッフ、当会スタッフでミーティングを実施し、これからの目標の認識合わせなどをおこないました。事業後半も、生産者との意見交換を大切にしながら活動して参ります。
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