実施事業

木工産業育成|2024年度 アジア生協協力基金 連合・愛のカンパ

木工産業育成|2024年度 アジア生協協力基金 連合・愛のカンパ 木工産業育成|2024年度 アジア生協協力基金 連合・愛のカンパ

「ミャンマー・バゴー市の木工産業振興のための人材育成とグループ化支援事業」

2024年度 アジア生協協力基金 一般公募助成事業(最終年度)

2024年度 連合・愛のカンパ中央助成

 

対象とする社会課題:

ミャンマー・バゴー市の木工品生産は、地域の人々が従事できる貴重な収入源の一つですが、収益性に課題があり、近年は産業として困難に直面しています。収益を高められない要因には、生産コストに直結する木材価格の高騰と、先進国など付加価値の高い市場へ十分に参入できていないことが挙げられます。さらに、これらの課題を解決するために地域の人々が協力し合えるような既存の組合や関連協会もありません。

 

アジアクラフトリンクの挑戦:

ユーカリの植林材やチークの間伐材などの魅力的な資源や、現状では零細事業者に流通していない公式木材を利用できるようになれば、付加価値の高い先進国市場へ参入できるようになります。 そこで以上のような課題に対して当会では、ミャンマー・バゴー市の木工品生産者が公式木材や植林木を新たに活用できるような調達の仕組みづくりと技術の向上を実施することで、木工産業の収益性を向上させます。さらに、現地の産業関係者の人材育成と組織化を促進することで、木工産業の収益を高める取り組みが、自立的かつ持続的に行われるよう支援します。

 

これまでの事業成果とこれから:

2022年度からの事業を通じて、ユーカリやマレーカリンの植林材がバゴーの生産者へ提供され、植林材を用いた新商品が39アイテム、それを生産する工房が10軒にまで増えてきました。また木工事業全体で年間1750万円の直接経済効果を育むことができています。2023年度は、木材調達をはじめとした取り組みを日本人主導から現地の人々主導に少しずつ切り替えながらノウハウを蓄積してきました。2024年度事業では、より多くの生産者を巻き込みながら、現地の人々のグループ化のあり方を具体化させていく予定です。

 

「ミャンマー・バゴー市の木工産業振興のための人材育成とグループ化支援事業」

【活動地】ミャンマー・バゴー地方

【分野】木工産業育成

【期間】2024年4月1日~2025年3月31日

【費用】1,400,000円(限度額)

【助成金】アジア生協協力基金連合・愛のカンパ(中央助成、推薦産業別組織UAゼンセン

【事業目標】現地人材による生産者グループが立ち上がり、木工産業の収益を高める取り組みが継続する。(2024年度)

【想定裨益者】(直接)バゴー市内の木工品生産者 85工房350人、(間接)木工品生産者の家族 350世帯1,400人

【SDGsへの寄与】目標8:働きがいも経済成長も、目標12:つくる責任つかう責任、目標15:陸の豊かさも守ろう

【主な活動】

・公式木材や植林木の調達と分配の実施

・生産者の課題解決と現地人材の連携強化

・実務上の課題特定と現地人材による課題解決

・生産グループ内の役割分担とルール策定(以上、2024年度)

アジア生協協力基金中間報告書

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