実施事業

木工産業育成|2020年度 外務省日本NGO連携無償資金協力事業

木工産業育成|2020年度 外務省日本NGO連携無償資金協力事業 木工産業育成|2020年度 外務省日本NGO連携無償資金協力事業 木工産業育成|2020年度 外務省日本NGO連携無償資金協力事業

「バゴー木工技術センターにおける地域の生産者支援サービス強化事業(第2年次)」

2020年度 日本NGO連携無償資金協力

 

対象とする社会課題:

ミャンマー・バゴー市の木工品生産は、人々が地元で従事できる貴重な収入源の一つで、輸出産品としても期待されていますが、収益性が低く、産業の持続性に課題があります。バゴーの木工品は、手仕事ならではの温かみが特徴である一方で、依然として生産性が低く、材料の無駄が多い生産方法が定着しています。収益が上がらないことで、中堅の生産人材の流出が止められず、さらに若手の育成もままならないといった悪循環に陥っています。

 

アジアクラフトリンクの挑戦:

2017年から継続してきたN連事業では、バゴー木工技術センターの開設と、設備・機械の充実を実施してきました。2019年度事業では、作業環境の改善のために照明や集塵機を導入、生産性の向上に役立つ「ならい」装置付きの木工旋盤などを日本から輸入し設置しました。しかしながら、新型コロナの影響によって技術研修は実施できず、本事業では、日本人専門家の協力の下、動画教材やリモート研修を駆使しながら、産業人材の維持・拡大を目指し活動します。さらに、既存の生産者には、市場を意識した生産のあり方や、森林資源の大切さへの理解を促す、多面的なアプローチでの課題解決に取り組みます。

 

※新型コロナウィルスの世界的な感染拡大の影響により、2019年度事業として計画した活動を、実施時期・内容を変更のうえ2020年度に継続して実施しました。

 

「バゴー木工技術センターにおける地域の生産者支援サービス強化事業

—Strengthening the support services toward local woodcraft artisans by community members at the Bago Woodcrafts Technical Centre」

【活動地】ミャンマー・バゴー地方

【分野】木工産業育成

【期間】2021年3月31日~2022年10月31日

【費用】21,634,966円(2020年度精算中)

【助成金】外務省「日本NGO連携無償資金協力」

【事業目標】バゴー木工技術センターを活用した生産者および就業希望者向けサービスの拡充と、生産者のマーケティング能力および資源管理意識の改善が図られる。

【上位目標】バゴー郡区における地場産業である木工産業を振興し、地域の開発と持続的発展を促進する。

【想定裨益者】(直接)バゴー市内の木工品生産者 85工房350人、(間接)木工品生産者の家族 350世帯2,000人、就業希望者(中高卒含む)300人

【SDGsへの寄与】目標4:質の高い教育をみんなに、目標8:働きがいも経済成長も、目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう

【主な活動】

・日本人専門家の協力による生産性向上と市場理解

・将来の職業訓練に活用できるカリキュラム開発

・未就業者や若手の就職、中堅層の開業サポート

・植林による生産者の資源管理意識の向上 

2020年度完了報告書(外務省にて内容審査中)

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