織物教育支援|2016年度 JICA草の根技術協力事業
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「ミャンマー・マンダレー市アマラプラータウンシップにおける伝統織物の振興のための指導者の技術向上支援事業」が、国際協力機構(JICA)2016年度草の根技術協力事業(支援型)に採択され、2017年5月15日より1年半実施しました。
ミャンマーの織物産業の中心地域、マンダレー・アマラプラー地区には手織の工房が残っており、織物を生業とする人々が多く暮らしています。手織りは伝統的な織り方やデザインで製造していて、生産性が悪いため近年は減少傾向にあります。
ミャンマー国内の需要はもとより、有望な輸出産品にもなりうる織物は、技術の向上とさらなる発展が必要不可欠です。織物の教育機関として、マンダレーに政府直轄のサウンダース織物学校アマラプラー本校があります。サウンダース織物学校は1914年に創立され、政府により運営されていて、ミャンマー全国に13校の分校を有しています。
ミャンマーにおいて学校は指導的な立場にあり、伝統織物の継続と技術向上指導の役割を担っているため、技術取得のための支援を切望しています。織物学校において教師が草木染や織物の日本の専門家による技術指導を受け、技術や品質を向上させ、開発品を日本の市場で高い評価を得られれば、教師のスキルアップが図られます。さらにテキストを作成し、普及させることによって、若手や地域全体の技術力の向上にも効果があります。
「ミャンマー・マンダレー市アマラプラータウンシップにおける伝統織物の振興のための指導者の技術向上支援ーThe project for improving traditional handweaving products development skill to teachers at textile school in Mandalay」
【活動地】ミャンマー連邦共和国マンダレー地方域
【分野】織物教育支援
【期間】2017年5月15日~2018年10月12日
【費用】8,172,964円(確定額)
【助成金】JICA 草の根技術協力事業・支援型
【事業目標】織物学校の教師の手織り技術のスキルが向上するとともに、教育プログラムが確立される
【上位目標】学校から地域へと今回のプロジェクトの成果が広がり、若手や地域の技術力が向上し製品の付加価値が高まり、海外を含めマーケットで製品が評価される。
【主な活動】
1)手織り技術に係る予備調査結果を踏まえ、指導者育成計画を作成する
2)日本の専門家による技術指導により織物の応用技術やデザインを織物学校の教師が習得する
3)手織り技術の教育プログラムを策定する
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