2025/03/06竹産業海外活動竹産業研修センターで竹ヒゴの表面加工技術研修を開催
2024年6月に開始した外務省「日本NGO連携無償資金協力」による「ミャンマーの竹産業振興のための研修センター設立事業」の2年目事業が順調に進んでいます。
ミャンマーでは一般的に、カゴやザルを編むための竹ヒゴの生産は手作業で手間と時間がかかっており、その生産効率の低さが竹産業の課題の1つと考えられています。そのため、日本製の竹剥ぎ機を導入し、竹製品の生産コストを下げていく取り組みを行なっています。
また、国際的な品質基準やトレンド、市場のニーズにマッチした、付加価値の高い輸出産品を創出する技術革新や市場開発などの産業支援策により、生産者の収益を高めていくことも目指しています。
2年目事業における研修では、竹ヒゴの生産効率を高める機械の導入と、竹ヒゴの品質を高める表面加工を対象とする計画です。
2025年2月下旬に実施した研修では、同事業で建設が進む竹産業研修センターの実習・研究棟で、漆芸作家・垣内幸彦氏を講師に、漆を塗ることで、竹ヒゴの質感にバリエーションを持たせつつ機能を高めるための技術をテーマとしました。
その初期研修として、現地で入手可能な資材を用いて、ヒゴの状態でも漆を乾燥しやすい乾燥箱を制作する手法や、異なる条件の漆を竹に塗装した後の色や乾燥状態の比較試験結果を、現地の指導員候補へ紹介する研修となりました。
今回制作した乾燥箱を活用して、MRBEA(ミャンマーラタン・竹事業者協会)のメンバーが引き続き検証を続け、実用的な知識と技術の習得を目指していきます。
その他、竹産業研修センター周辺のみならず、国内各地の竹製品生産者が研修に参加する機会を提供できるよう、現在、同センターの「研修員宿舎」の建設を進めています。
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